福津市本木で17代続く「くわの農園」は、20年以上に渡りあまおういちごを栽培してきました。あまおういちごだけでなく、キャベツ、米、オクラ、唐辛子なども手がける専業農家として、地域に根差した農業を営んでいます。
今回取材にご対応いただいたのは、くわの農園17代目の桒野真光(くわのまさみつ)さんの妻であり、くわの農園「はぴバイザー」として活躍する桒野由美(くわのゆみ)さんです。
由美さんが約40年前にお嫁に来た当時は『とよのか』を栽培していましたが、その後研究部会に参加し、まだ「あまおう」と名前がつく以前から試行錯誤を重ねながら栽培技術を磨いてこられました。
くわの農園のあまおうは、果肉がジューシーで甘味と酸味の程よいバランスに定評があります。
「あまおうそのものの美味しさが出るように」と、一つひとつ丁寧に愛情を込めて育てられたあまおういちごは、贈答用としても毎年注文が絶えないほど人気を集めています。
福津市内はもちろん、県内外の様々な店舗にも提供されています。また、毎日ではありませんが、福津市内ではくわの農園もしくは生産者直売所「ふれあい広場ふくま」などでも購入することができます。
栽培について「お天気に左右されることが多く、暑さが続くと苗がうまく育たなかったり、害獣に作物を食べられたりすることも」と栽培する大変さを語る由美さん。それでも、全国や海外からも訪れるお客様の「あまおうがこんなに美味しいとは知らなかった」という感想が、日々の励みとなっているそうです。
そんなくわの農園では毎年「いちご収穫体験」を開催しています。
今年は3月1日から4月30日まで開催予定(ゴールデンウィークは要相談)。毎年北は北海道、南は沖縄まで日本全国、海外からも、くわの農園のいちご収穫体験に来られる方がいらっしゃるんだとか。「みんながこうしてくれたらもっと嬉しい」という想いを形にしてきた収穫体験では、由美さん自らがいちごの魅力や栽培への思いを丁寧に伝えることを大切にされています。
また現在、くわの農園のあまおういちごは、福津市内20店舗が参加する「光の道開運スイーツフェアvol.6」(2025年2月18日〜3月30日)にて一部の店舗がフェアのスイーツに使用しているので、新たな形で味わうこともできます。
「面白い人がたくさんいて、いろんな出会いがあり、本当に人生が豊かになりました。」と笑顔で語る由美さん。そんな由美さんはじめ、くわの農園のスタッフの皆さんが愛情たっぷりに育てたあまおういちごの収穫体験に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
くわの農園
【住所】福岡県福津市本木1074
【電話】090-9471-3263(7:00-20:00まで)
【定休日】不定休
【いちご収穫体験期間】3月1日〜4月30日(予定)
【いちご収穫体験予約方法】公式ホームページを必ずご確認ください
【公式HP】くわの農園公式ホームページ
くわの農園 はぴバイザーをご紹介
【お名前】桒野 由美(くわの ゆみ)さん
【趣味・好きなこと】本を読むこと、ネットサーフィン(情報収集)
【福津の好きなところ】面白い人がたくさんいること、様々な出会いがあること