古い街並みを残す「津屋崎千軒」の中心部に位置する豊村酒造さんが、令和6年1月19日付の官報告示により「豊村酒造旧醸造場施設」として国の重要文化財に指定されました。有形文化財(建造物)の重要文化財指定は福津市において初めてのことです。
豊村酒造旧醸造場施設は、明治期に福岡県下で最大級の醸造量を誇った日本酒醸造施設群であり、かつ明治から大正にかけて整備された一連の施設がよく残されており酒造の工程を知ることができる点で貴重です。
また、主屋は福岡市近郊の町家遺構の中で最大級の規模をもち、取次を吹き放ちとして二階に高欄を廻す点、土間に曲がった丸太を縦横に何段も重ねた梁組を見せる点等、福岡市周辺の町家にみられる特徴をよく残していることも重要です。
(福津市公式サイトより)
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入り口から一歩中へ入ると、大きな土間と立派な梁に目を見張るほど。現在公開されているエリアは一部となりますが、この入り口から土間にかけては見学可能で、こちらでは豊村酒造さんの日本酒「豊盛」を購入することもできます。
また、昔作られていた日本酒のラベルも展示されており、今見るとかえってモダンでユニークなデザインもあるので見応えがありますよ。
豊村酒造さんの黒塀や煙突は、趣のある写真が撮影できるとしても人気です。津屋崎散歩の際に、足を運んでみませんか?
豊村酒造
福岡県福津市津屋崎4−14−18
https://www.toyomurashuzou.jp/
※「津屋崎千軒なごみ」の駐車場もご利用いただけます