福津市の玄関口、JR福間駅1階(みやじ口)に店を構える「漁師めし 来進(らいしん)」が、2024年11月24日に開催されたJR九州駅長対抗ご当地丼総選挙で見事優勝を果たしました。これを記念し、優勝メニュー「福津めん鯛丼」を2024年内は12月30日までの期間限定で提供しています。
JR九州駅長対抗ご当地丼総選挙とは、JR九州管内の駅周辺のにぎわい創出を目的に今回初めて開催された総選挙。九州7県からエントリーされた各駅長推薦の62のご当地丼の中から予選を勝ち抜いた13種類の丼が、北九州市の門司港駅前広場で行われた決勝イベントに出場。来場者による投票の結果、「福津めん鯛丼」が栄えある第1位に輝きました。
来進の店長である田畑直子さんの夫で、現役鯛漁師の田畑徳(めぐむ)さんは、福津市西福間の福間漁港を拠点に活躍しています。一双吾智網(いっそうごちあみ)漁でとれた鯛を、早朝より徳さん自らが目利きし、朝締めした新鮮な状態で調理場へ直送。調理は直子さんが担当し、漁から調理・提供まで一貫して手掛けることで、最高鮮度を実現しています。
冬の玄界灘の荒波にもまれた天然真鯛は、身が引き締まり、脂のノリも格別です。
今回の総選挙で優勝した「福津めん鯛丼」もこの新鮮な鯛に特製のタレを絡めた至極の丼です。考案した来進の料理長の梶原昇大(かじはらしょうた)さんは「味はもちろん見た目の美しさも大切にメニューを考えました。」と語ります。実際、鯛フライ丼や鯛茶漬けなど様々なメニューを試作する中で生まれたのが「福津めん鯛丼」です。
ご当地丼総選挙への参加にあたり、JR福間駅長からのオファーを受け、わずか約1週間という短期間でのメニュー開発となりました。梶原料理長は鯛の味付けに徹底的にこだわり、明太子や卵との相性を何度も検証してベストな漬け時間を見出しました。また、明太子は辛さを抑えたものを使用し、鯛との絶妙なバランスを実現しています。
「最後の一口まで美味しく食べてもらいたい」という思いから、のり、大葉、ねぎ、卵、鯛、明太子など、すべての具材の組み合わせにこだわりました。その結果、「明太子と鯛がこんなに合うとは思わなかった」というお客様の嬉しい声も届いています。また「たくさんの人に食べてもらい、美味しいと感じてくれた方から大切な人へ、さらにその大切な人へと広がっていってほしい」と梶原料理長と店長の直子さん。
それと同時に「福津の鯛を知ってもらいたい」と語る店長の直子さん。夫の徳さんは田畑家2代目の漁師として、20代で漁の師匠でもある父を亡くしながらも漁の腕を磨き続けてきました。毎年5月の鯛漁の解禁から12月まで、常に危険と隣り合わせの中で漁を行う徳さんの努力と技術が、来進の料理の確かな基盤となっています。
鯛漁は12月末で一旦終了し、次回は5月の鯛漁が解禁される時期から「福津めん鯛丼」の提供を再開する予定です。
数量限定での提供となるため、ご来店の際は事前のご予約をおすすめします。単品「福津めん鯛丼」1,500円、「福津めん鯛定食」1,900円でお楽しみいただけます。ぜひ「福津めん鯛丼」を一度味わってみてはいかがでしょうか。
来進(らいしん)
〈住所〉福津市中央3-1-1(JR福間駅1階、みやじ口)
〈営業時間〉
【テイクアウト】11:00〜16:00、17:00〜21:00
【ランチ】11:00~15:00
【居酒屋】17:00~21:00
※定休日:毎週月曜日
※お出かけ前に最新情報を公式インスタグラム@raishin.fukumaでご確認ください。