地元の人々が愛する
ディープな福津

福津には、美しい自然や歴史的な名所だけでなく、地元の人々に愛される隠れたスポットが点在しています。このページでは、そんな福津の深い魅力をお届けします。

※「DEEP福津」内の情報は、福津のブランド・観光情報サイト「ふくつのじかん」(2025年3月31日閉鎖)に掲載されていたものです。

旧唐津街道の宿場跡「畦町宿」

江戸時代に唐津藩、福岡藩の藩主が参勤交代で通っていた唐津街道の宿場町跡です。畦町は、江戸期の地誌によると「福岡より七里」、「赤間駅より二里。青柳駅へ二里」のところに位置し、「青柳と赤間との間に、馬駅なくして、この間とおければ」ということで設置されたそうです。 大半の家は新しくなっていますが、建築後100年をはるかに越える古い家もいくつか残っています。商家が多数を占める宿場で、当時の名残として、今も「番子(ばんこ)」や「卯建(うだつ)」が残っています。 番子:休息用の縁台のようなもので、普段は畳んで立て掛けてありますが、留木を外して支えると座れます。旅人も使用していたようです。 卯建:防火のために建てられた壁で、隣から火が燃え移らないようにとの備えでした。

住所:福津市畦町368(ぎゃらりぃ畦 ※唐津街道畦町宿保存会事務局)
問い合わせ:080-9244-5128(唐津街道畦町宿保存会事務局)
街歩きマップ(PDF)

福間浦

福間漁港近くの昔の漁村だった所です。
昔ながらの細い路地が入り組んでいて、ところどころに小さなお堂や神社などがあり、古い建物で営業しているあんこ屋、氷屋、かまぼこ屋などもあって、 懐かしい雰囲気に浸れる散歩道です。
福間小学校横の諏訪神社には福岡県指定文化財の「福間浦鰯網漁絵馬」が所蔵されています。
福間浦の盆踊りは今も続いていて、「雉の雌鳥」など独特な振り付けが特徴となっています。
【関連リンク】
福間浦鰯漁図(諏訪神社)

住所:福津市西福間2ー1-15(諏訪神社)
問い合わせ:0940-42-0691(諏訪神社)

津屋崎漁港

津屋崎干潟の入り口に位置し、渡半島に囲まれた地形を生かした漁港です。現在は沿岸漁業中心の小さな漁港ですが、以前は津屋崎千軒の拠点となった商業港で、昭和初期ごろまでは塩の積出港として栄えました。
漁港内には獲れたての魚介類が買える直売所「お魚センターうみがめ」のほか、岸壁のアーケードでは毎週日曜の朝6時から朝市が開かれています。また、例年11月には福津のブランド牡蠣「津屋崎千軒かき」の販売も行われます。
港に隣接して、福岡県では唯一の水産高校があり、プロのダイバーを育成するマリン技術コースやハワイまで実習に出る航海コースなど、ユニークな学科がある学校として知られています。
【関連リンク】お魚センターうみがめ

住所:福津市津屋崎4-47-18(お魚センターうみがめ)
問い合わせ:0940-52-1939(お魚センターうみがめ)

福間漁港海浜公園

漁業活動の基地である漁港を広く住民に開放し、釣って、遊んで、海との関わりを楽しんでもらう施設としてオープンしたのが、福間漁港海浜公園です。
公園内には90隻のプレジャーボートを収容できる浮き桟橋、水際まで下りることができ、デートスポットとしても人気のある南護岸、南国ムード漂う海浜公園、遊歩道も整備され、気軽に釣りが楽しめる南防波堤のほか、芝生の丘や多目的広場などもあり、幅広い層の人々に楽しんでもらえるようになっています。ベンチやトイレなどもそろっています。
ご利用の際は、芝生の丘正面の無料駐車場をご利用ください。
【関連リンク】
福間漁港海浜公園

住所:福津市西福間3-49-1
問い合わせ:0940-38-4050(福間漁港海浜公園 管理事務所)

飯盛山

古賀市との境に近い、九州自動車道の古賀パーキングエリアのすぐそばにある小さな山(157m)です。
その名の通り、大盛りのごはんのような、きれいな円錐形をしていて、頂上付近にはたくさんの桜が植えられていますので、春にはピンクの帽子をかぶったように見えます。
登山口から頂上までは400メートルほどしかありませんので、小さなお子様連れでも気軽に登れる山です。
頂上からは、福津市内や海が見渡せ、晴れた日には、福岡タワーまで見えることもあります。
飯盛山は、戦国時代には城が築かれていた史跡でもあります。合戦の舞台となった当時をしのぶ面影はありませんが、歴史に思いをはせながら訪れてみるのもいいでしょう。

住所: 福津市内殿309付近(駐車場所:県道503号線沿いにあり)
問い合わせ: 0940-62-5014(福津市観光振興課)

許斐山

許斐山(271m)は福津市と宗像市の境界に位置しており、約千年程前に宗像大宮司家(むなかただいぐうじけ)が許斐城を築いて以来の歴史ある山です。
登山道は福津市側と宗像市側とがあり、福津市側は、八並区吉原(やつなみくよしはら)が登山口となっています。吉原登山口から頂上までは、約40分ほどで登ることができます。途中、少しきつい所もありますが、身近な登山コースとして人気があります。登山口には駐車場と公衆トイレが整備されていて、気軽にトレッキングを楽しむことができます。
頂上からの眺めも素晴らしく、遠くは玄界灘まで見渡すことができます。また、頂上には王子神社があり、宗像側の登山道を下っていくと熊野神社や六の宮もあります。天気のいい日にお弁当を持って登ってみてはいかがですか?

住所: 福津市八並1172番地付近(登山口駐車場)
問い合わせ: 0940-62-5014(福津市観光振興課)

寶蓮寺

本願寺派本願寺末寺。文明年間のころ(1469年~1487年)禅宗から真宗に転宗したとされています。その後安永5年(1776年)に再建されました。また、博多萬行寺(まんぎょうじ)の末寺でもあります。参道入口には樹齢100年を超える藤の木があります。色は紫で、ちしゃの木に巻き、4月末~5月にかけての開花時期には高さ14~15メートルの藤が美しく咲きます。
【関連リンク】
浄土真宗本願寺派 西光山 寶蓮寺(公式ホームページ)

住所: 福津市奴山806
問い合わせ: 0940-52-0667(寶蓮寺)

金刀比羅神社

在自の東、天蓋山(在自山)の上方にあります。神社帳によると祭神は大 物主神(おおものぬしのかみ)・応神天皇・仁徳天皇・神功皇后(じんぐうこうごう)・大己貴命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなびこなのみこと)・大海津美命(おおわたつみのみこと)であると記されています。また、「筑前国続風土記付録(ちくぜんのくにぞくふどきふろく)」によると、晴れを祈り、雨を乞い、牛馬の災難を免れ、無事を祈願すれば、その応えがあると言われています。
毎年9月9日は筑紫路で一番最初の秋季大祭で、五穀豊穣を祈願しての大名行列が津屋崎のお仮屋(かりや)まで練り歩きます。秋を感じる行事の一つです。

住所: 福津市在自460
問い合わせ: 0940-42-0691(諏訪神社:福津市西福間2ー1ー15)

波折神社

津屋崎の氏神様です。
境内には市指定天然記念物の銀杏の木があります。
同じく市指定無形文化財の津屋崎祇園山笠は、毎年7月の19日に近い日曜日に追い山が行われ、岡・新町・北の三流れが勇壮に津屋崎千軒の街並みを駆け抜けます。津屋崎人形師が飾り付けた山笠は、津屋崎地区の狭い路地を走りますので、迫力は満点です。
 また、津屋崎に昔から地域に伝わる名言・格言・名台詞などがおみくじになった「津屋崎みくじ」があります。海にまつわる神社にふさわしい、環境に配慮した水に溶ける紙を用いたおみくじです。
【関連リンク】
波折神社(公式ホームページ)

住所: 福津市津屋崎4-33-1
問い合わせ: 0940-52-0264(波折神社)

大森神社

福津市と縁の深い生物といえば、なまず。「なまずの郷」など公園名としても親しまれている「なまず」を祭っている神社が、ここ大森宮です。
その昔、西郷出身の社職兼務の武将、興光(おきみつ)が、大内氏の命により京都で合戦の際、深手を負って、倒れてしまい、死のふちに着こうとしたとき、突然巨大ななまずが現れて、興光の命を救った。という伝説から来ています。命拾いをした興光は、西郷の氏神、大森の神様に違いないと感謝し、以来、西郷ではなまずを神の使いとして大森宮に祭ったのです。また「なまず禁食令」を出して、大切にしたといわれています。
境内には、こま犬ならぬ、石造りのなまず像も見ることができます。

住所:福津市上西郷802
問い合わせ: 0940-42-3018(大森神社)

新泉岳寺

津屋崎地区の観光開発に尽力された故児玉恒次郎さんが、東京高輪の泉岳寺の分霊をもって、大正2年(1913年)に創設(建立)した赤穂四十七士の墓です。毎年12月14日の討ち入りの日には、児玉氏の親族などにより義士祭が行われており、法要やそばの接待が行われています。
分霊:神社などの祭神の霊を分けて他のところに祭ること

住所: 福津市津屋崎3丁目19番14号付近 
※駐車場所: 福津市津屋崎3-17-3(津屋崎千軒なごみ)
問い合わせ: 0940ー52-2122

諏訪神社

明治時代よりこの地の氏神として鎮座する諏訪神社。
大己貴神(おおなむちのかみ)、建御名方神(たけみなかたのかみ)、事代主神(ことしろぬしのかみ)が祭られています。市の中心部からほど近いところにありながら、緑が多く心休まる場所です。
毎年9月26日・27日に行われる秋季大祭では、神社境内に備えられた土俵で子ども相撲大会も開催されます。
また、諏訪神社には福岡県指定文化財の「福間浦鰯網漁絵馬」が所蔵されています。
【関連リンク】
福間浦鰯漁図(諏訪神社)

住所: 福津市西福間2ー1-15(諏訪神社)
問い合わせ: 0940-42-0691(諏訪神社)

善福寺

本尊は、馬頭観世音(ばとうかんぜおん)で、筑前国中33ヶ所霊場16番札所です。お寺を開いた人は、圓通大応国師(えんつうだいおうこくし)です。
言い伝えによれば、「昔、宮地岳西側の山の麓の大力谷(だいりきだに)と言う所に、海雲山善福寺というお寺があり、火事で観世音が焼けた時に、観音像は、今の地に飛んで来て難を避けた」といわれています。そこにお堂(今の六角堂)を建てて祭ったということです。元和9年(1623年)、京都で、黒田長政公が死去し、その柩(死者を入れた箱)を船で博多に運ぶ途中、風波が強くなったため、この地に柩をあげ、四方に垣を造って守護しました。翌日、陸路で博多の崇福寺に送られたので、別名を、垣の内観音(かきのうちかんのん)とも言われています。三色の藤(白、ピンク、紫)の大木があり、4月~5月にかけての満開時は見事です。

住所: 福津市津屋崎3丁目1506番地
※駐車場所: 福津市津屋崎3-17-3(津屋崎千軒なごみ)
問い合わせ: 0940-52-2122(津屋崎千軒なごみ)

東郷神社

 1905年に日露戦争を終結させるきっかけとなった、日本海海戦の総指揮官・東郷平八郎元帥を祀った神社。日本海海戦の戦場である玄界灘を一望できる大峰山上にあります。元帥と親交のあった福津市津屋崎町出身の獣医師・安部正弘の提唱によって1922年に計画され、元帥の没後に創建されました。また、類まれな勝利をおさめた元帥にちなみ、「勝運」すなわち物事を成就させる運気が高まるといわれています。毎年5月27日に春季大祭、12月22日に元帥誕生祭が行われます。元帥が英語が得意だったことから、東郷神社のおみくじの表は日本語、裏は英語で書かれています。
 東郷神社の境内にある資料館前には、日本海海戦の際、元帥が乗っていた戦艦「三笠」の主砲の先端や弾が展示されています。建物内では、「三笠」の模型や東郷元帥の書簡、傷痍軍人に送られた杖や勲章などを見ることができます。その他にも、日露戦争当時の貴重な資料が多く残っています。

住所: 福津市渡1815-1
問い合わせ: 0940-52-0027(東郷神社社務所)

福津三十六景

【福津三十六景について】
福津市は、景色や景観、文化や伝統など、自然と歴史が生活に調和した美しいまちです。いろいろな角度から福津市を眺め、そのポイントを、平成19年に市民公募を得て「福津三十六景」と称し、紹介しています。
※福津三十六景は福津市民の生活の中にあります。ご覧になる場合は、立ち入りの規制や駐車、ゴミの持ち帰りなど、最低限のモラルとマナーを守ってくださいますようお願いいたします。
※「福津三十六景」内の情報は、福津のブランド・観光情報サイト「ふくつのじかん」(2025年3月31日閉鎖)に掲載されていたものです。

TOP